建築家はどうやって探せばいい?
現在では雑誌・Webサイト・SNSなど様々なメディアを介して多くの住宅写真を見ることができ、そこから建築デザイナーを探すことが可能となっており、それぞれのメディアで建築デザイナーの作風がわかりやすく掲載されており、建築地域や規模(延床面積)・建築費用などを知ることができます。
当サイト「スマイン」も数多くあるメディアの中のひとつであり、スマインの中でも建築デザイナーの建築実績・経歴などを見ることができます。
また、ほとんどの建築デザイナーは自身のホームページを持っていて、ホームページ内でも自分の手がけた住宅の実績を掲載しています。
スマインに登録している建築デザイナーは自身が保有するホームページの情報を掲載している場合がありますので、
興味を惹かれる建築デザイナーを見つけたら、連絡してみて建てたい家について相談してみましょう。
また、スマインに掲載されている各建築デザイナーのポートフォリオ(実績)にはコメントを付ける機能が備わっており、コメント機能を利用して建築デザイナーに相談することが可能となっております。
建築デザイナーってどんな人たち?
建築デザイナーの仕事は設計です。
この設計とは住宅の間取りから、住宅の構造・使用する材料、設備など細かい部分を考え図面にすることを指します。
このことから建築デザイナーは建物の設計を専門とするプロフェッショナルのことです。
建築デザイナーは家を建てたい方の理想を叶えるため長い時間を使い多くの図面を描いています。
そしてクライアントが納得するまで何度もプレゼンを行います。
実際にかかる時間は、建築デザイナーに支払われる設計料に対して費用対効果があっていないのではないかと思えるくらいの時間をかけますが、建築デザイナーは好奇心・探求心を持ち建築が好きでやっている人たちが多く、依頼内容に対し真摯に向き合い常に前向きな気持ちで仕事をしている人が多い職種です。
また建築デザイナーは、「気難しくて怖い」と感じられがちですが、実際にはそうではなく、
面白い魅力を持った方が多いです。
良い建築デザイナーを見つけるにはどういった点に注目すればいい?
住まいを設計する建築デザイナーとして活躍さえている方は、現在とても多いのです。
その中から家を建てたいとお考えの方が理想の建築デザイナーを探し出すには、建築デザイナーのどういった点に注目すればいいのかを4点ご紹介致します。
まず一点目、一番に大切なのは、相談者の話をじっくり真剣に聞いてくれる建築デザイナーである点です。
人生でほぼ一度の大きい買い物であり、何十年も住み続ける大切なあなたの家を設計されるのですから、
相談者の要望や不安要素に対してしっかり耳を傾けてくれる建築デザイナーの中にこそ相談者にとって理想の建築デザイナーがいます。
二点目は、相談者の要望に対して否定的なことばかりを述べない人です。
建築デザイナーの中には長い経歴の中でとても多くの住宅を設計・デザインしてきた方もいらっしゃいます。
そして中には自身の設計・デザインの手法に固執・こだわる方もいますが、
住宅の設計・デザインという仕事は、常に異なる方からの相談・依頼になることが殆どであり、
一つ一つ依頼のすべてが建築デザイナーにとっては新たなチャレンジであります。
そのため、要望に対しただ否定するのではなく要望を叶えられるように考えてくれる建築デザイナーを探すのがいいでしょう。
三点目は、目線を合わせて理解しやすいように言葉を選んで話をしてくれる人です。
建築デザイナーは建築においてプロであるのに対して、家を建てる相談者は知識を有さない素人です。
そのため相談者に対してわかりやすい言葉で理解できるよう話を進めてくれる建築デザイナーは誠実かつ相談者思いの建築デザイナーだと言えるでしょう。
注意した方がいい建築デザイナー
建築デザイナーには個性豊かな方々がとても多いです。
そのため、中には少し相談しづらい方がいます。
そこで建築デザイナーを選ぶ際に注意する点を2点ほど紹介させていただきます。
【建築デザイナーを選ぶ際の2つの注意点】
・自分の話にすることに夢中になり相談者の話をあまり聴かない人。
こういった建築デザイナーは少々頑固な傾向にあり、家を建てる相談をしている方としては理想的な設計ができるか少々不安になってしまいます。
・上から目線になりがちで少々説教口調になりやすい人。
建築デザイナーは勿論家造りのプロであります。そして、家を建てる相談をする相談者は建築に関する知識を有しておりません。
そのためプロ意識やプライドから上から目線や説教口調になりがちになってしまう気持ちもわからないわけではありませんが、家を建てる相談をする側としては、自分と目線を合わせてくれて話を聞いてくれて話合える相手が理想的です。
自身の理想の家造りを叶えてくれる建築デザイナーを探し出すことは、とても大変な作業です。
人によっては最初に相談した建築デザイナーが自身の理想を叶えてくれる場合もありますが、
4,5人に相談しても理想の建築デザイナーに出逢えない場合ももちろんあります。
ですが、建築デザイナーを探すということはとても楽しいことなのです。
雑誌・Webサイト・SNS、建築デザイナーを探すことができる媒体はいろいろあります。
建築デザイナーを理想の家で一緒に過ごすご家族と一緒に相談することを想像してみてください。
そうすれば一見難しいと思える建築デザイナーを探すことも楽しいものであるとわかるかと思います。
そして、ご家族と建築デザイナーを探す楽しいひと時を経て理想の家が完成した時、
ご家族と一緒に悩んだ時間はとてもいい思い出になるでしょう。
何人くらいの建築デザイナーに会うのがいいの?
家を建てるということは人生において一度きりになる可能性のある大きな買い物です。
もし、1人目の建築デザイナーが自身の理想の家を設計できる建築デザイナーであったなら、
その建築デザイナーに設計を依頼するのもいいと思いますが、4,5人の建築デザイナーに会うことをおススメ致します。
なぜなら、1人目の建築デザイナーの設計を理想に近いと感じたとしても、2人目3人目の建築デザイナーの設計の方が更に理想に近い設計をするかもしれないためです。
ほとんどの建築デザイナーは、会うこと・相談を行うことに対して特に費用なしに気軽に会い相談に乗ってくれます。建てたい家のプランについて話せば、プロの目線から見たより良いアドバイスをしてくるでしょう。
また建築デザイナーに支払う費用は、建築デザイナーにもよりますが、概ね設計作業を始めた段階から発生することが多いです。
そのため、細かい費用についても事前に相談してみることをおススメ致します。
建築デザイナーを探し、実際に会ってからの流れ
まずは情報収集です。
雑誌・Webサイト・SNSなどのメディアで、興味を惹く建築デザイナーを探します。
その後、電話やメールで連絡を行い日時を決め設計事務所を訪問します。
建築デザイナーに会う段取りが組めましたら、事前に建てたい家の自身の要望をできるだけ多く書き出してリストを作成し、会って相談する際に持って行くといいでしょう。
更に参考資料となるような建てたい家の外観や間取りの雰囲気が伝わるような写真などがあれば建築デザイナーに見せてみるといいです。
訪問時に事前用意したに予算や要望を纏めたリストや参考となる写真などを建築デザイナーに見せます。
それに対し建築デザイナーは自分ならばどのような形で相談者の理想に添える設計が行えるかを教えてもらえます。
同じ建築デザイナーという仕事をしていても、考え方・価値観は建築デザイナーの数だけあります。
そのため異なる建築デザイナーからは、また違った視点での設計の提案を貰うことができるため、複数人の建築デザイナーに相談するのも面白いです。
建築デザイナーの話を聴き興味を惹かれ、その建築デザイナーが設計した住宅のプランがみたいと感じたのならば、その先のことを相談してみましょう。
そして住宅の間取りを考えてもらう場合、建築デザイナーに支払う費用と期間はどのくらいで考えればいいかといったことを聴きましょう。
間取りの案が完成したら、建築デザイナーは相談者に向けて図面や模型などを利用してプレゼンを行います。
プレゼン内容に対してさらに詳細な要望を出したい場合は、建築デザイナーに説明を行い、間取りの改良を行ってもらいましょう。
建築デザイナーは相談者が納得するまで何度でも改良とプレゼンを行い、理想の間取りの住宅を設計してくれます。
何度も改良とプレゼンを繰り返すということを考えると、建築にかかるコストがすごく膨大な金額になってしますのではと不安になられるかもしれませんが、心配は必要ありません。建築デザイナーは建築にかかるコストのこともしっかり配慮した上で改良案を提示してくれます。
そして自身の理想の間取りが完成したのならば、ここで建築デザイナーと契約を結び設計依頼を行います。
ただ、建築デザイナーの提示した案が理想とは異なるものであった場合は遠慮なく断りましょう。
そこまでに行った間取りの案などに対する費用は発生してしまいますが、この時点で建築デザイナーへの依頼は終了となります。
ここまでしてくれたのに断るなんて・・・と思ってしまうかもしれませんが、そこに配慮は必要ありません。
なぜなら経験豊富で良い建築デザイナーは、常に多くの方から相談を受けてきています。
その分、相談者よりお断りのお返事を貰うといった経験も多くなります。
建築デザイナーを探すということは、考え方や価値観の相性によって決まることが多いため、
考え方や価値観が合わない場合は遠慮なく断ることは問題ではありません。
建築デザイナーへの費用はどの時点から発生するの?
基本的に費用が発生するのは建築デザイナーが設計作業を始めた時からとなります。
設計作業の初期段階では間取り作りから行われます。そのため、間取りを作る時点で費用(設計料)が発生することとなります。
対してハウスメーカー・工務店は、設計から施工まで手がけるので、総費用に設計料も含まれます。
そのためハウスメーカー・工務店の中には、間取り造りを無料で行うといったサービスを行っているところもあります。
しかし建築デザイナーは設計のみを請け負います。そのため間取り作りも設計料の一部となります。
家を建てる側からすると、建築デザイナーにも無料で間取り造りをお願いしたいところではありますが、
こういった点こそ建築デザイナーが設計に関する専門家である理由であると考えるところとなります。
ただ、建築デザイナーに事前に間取り作りに対する設計料がいくらかを相談することで教えてもらうことができます。また、希望の間取りで実際に家を建てた際にかかる総額を概算ではありますが見積してもらうことも可能です。
そして、複数の建築デザイナーに対して間取りを設計を依頼し内容とコストを検討する相見積もりをすることも可能となり、より自身の理想にあった家をより良い費用で設計してくれる建築デザイナーを探すこともできます。
まとめ
ここまでお読みいただき誠にありがとうございます。
建築デザイナーたちは日々、皆様に喜ばれるような素敵な家を設計・デザインしています。
けれども読者様の中には「建築家に設計を依頼するのって高いんじゃないかな?」「建築デザイナーって気難しかったりして怖いんじゃないか?」と、不安に思われている方もいるかと思います。
そこで、建築デザイナーに依頼するために、どうやって建築デザイナーを探し、選べば良いかを解説致しました。
この記事が読者様のお役に立ち、素敵な家を建てるのに役立てば幸いにございます。
当サイトスマインでは建築デザイナー様のポートフォリオ(制作実績)をご覧にいただき、
サイト内で建築デザイナー様に質問・相談を行うことが可能となっております。