家を建てることは人生において大きな選択
家を建てる・リノベーションする・家を購入する。
これらは人生におけるとても大きなイベントです。
そして、この時のあなた自身の状態状況によって家を『誰のために』建てるのか・リノベーションするのか・家を購入するのかが変わってきます。
今回この記事では、あなたのライフステージ別にその時に家を建てる・リノベーションする・家を購入するメリット・デメリットをご紹介致します。
1.独身時代に家を建てる・リノベーションする・購入するメリット
主に20代~30代が相当しますが、この時期の家造りは『あくまで自分のため』に行うことが殆どです。
また、この中で特に多いのは住宅ローンの低金利化に伴いマイホームを購入する若い層が増えているようです。
≪メリット≫
・土地から間取り・内装などのすべてを自分自身のために決めることができる
・住宅ローンの返済期間を長期で設定できる。
≪デメリット≫
・大型の住宅ローンを組むことが難しい。年収も低く貯蓄が多くないケースが多いため。
・今後ライフスタイルに大きな変化が訪れる可能性がある。(転勤・結婚など)
▼この時代に留意しておくべき点
上記のデメリットでも記載しましたが、この時代の場合ライフスタイルに大きな変化がある可能性が十分に想定されます。
そのため、結婚を想定した場合は2~3人で暮らせる広さがある家であることが重要です。
転勤や引っ越しに伴うライフスタイル変化の場合は、これまで住んでいた家を売却または別の誰かに貸す必要があります。
この際、内装や設備が個性的過ぎて借り手が限定されるなどが想定できます。
そのため、売却や貸し出しを想定する必要もあるでしょう。
2.新婚時代に家を建てる・リノベーションする・購入するメリット
≪メリット≫
・比較的若い場合は、住宅ローンを長期で組むことができ、働き手の定年前に完済できる場合がある。
・住宅ローンの返済を織り込んだ家計の調整と人生設計を結婚当初からできる。
・共働きの場合は2人分の収入があるため、融資可能金額も広がり、住まいの選択肢を広げることが可能となる。
≪デメリット≫
・将来できるだろう子供の人数と、それに伴い発生する教育費を含んだ計画が立てにくい。
・子供の出産に伴い、妊娠時の早期退職や育児のために働きに出ることができず世帯年収に変化がある場合が想定される。
▼新婚時代に留意しておく点
子供が時期は夫婦のライフスタイルが重視されますが、将来的に子供ができることを想定するのであれば、
子育てのしやすい環境になっているか、子供の人数や子供を含めた上での部屋数があるかも考えておかなければなりません。
3.出産以降保育園・幼稚園入学前に家を建てる・リノベーションする・購入するメリット
出産以降ライフスタイルの中心は子供になります。
≪メリット≫
・子供の人数や、パートナーが働き続けるかが決まってくるため将来設計が見え、ローンの返済計画もできるため家選びがしやすくなる。
・年齢が若い場合は、計画的に返済を行えば定年までにローンの完済も可能となる。
≪デメリット≫
・子供の人数などに伴いかかる費用が見えては来るが、予期せぬ費用の発生もあり子供が自立するまでは増え続ける可能性がある。
▼子供の入学までの期間に留意しておく点
結婚から出産までの期間が共働きだった場合、パートナーが働きに出るまでの期間は収入が減少し、ローンや教育費で出品も大きくなるため家計が苦しくなる可能性が想定できます。
また、どのタイミングでパートナーが働きに出れるかは状況によって変化するため、パートナーの収入をあてにした計画を立てるのは避けた方がいいでしょう。
上記のことを想定したうえで、定年までにローンが完済できるような計画を立てることが重要となります。
また、現代では退職金や年金はあまりあてにしない方がいいでしょう。今後更にあてにならなくなる可能性があります。
4.小学校~大学・専門学校時代に家を建てる・リノベーションする・購入するメリット
この頃になると子供の数も決まっており、子供も一人部屋を欲する時期となります。
≪メリット≫
・住む地域・学区の雰囲気を知った上で家を選ぶことができる。
・子供の数も決まってきている時期のため、世帯数に応じた部屋数を事前に用意できる家を選ぶことができる。
≪デメリット≫
・高校・大学・専門学校への進学先に伴い、教育費が一番かかる時期である。
▼この時代に留意しておく点
この時期は子供の教育費が大きな出費となるため資金計画を誤ると赤字やローンの滞納に繋がる危険性があります。
ローンの滞納が起こると完済時期が遅れるためその分老後の人生設計にも狂いが生じます。
そのため、この時期はゆとりを持った資金計画を立てるようにしましょう。
また、子供が大学・専門学校に進学するタイミングは一番お金がかかる時期になるため、この時期は家造りの頭金をつくることに専念する方がいいでしょう。
5.子供独立後に家を建てる・リノベーションする・購入するメリット
子供が進学あるいは就職にあたり一人暮らしを行うケースが多いため、
再び夫婦二人での生活が始まる時代になります。
≪メリット≫
・ここからは養育費が出費としてかからないため、その分をローンの返済や老後の資金づくりにあてられる。
・夫婦2人での生活になるため、予算を抑えた家を選ぶことができる。
≪デメリット≫
・年齢的に40代以上になっているため、返済期間を長期の住宅ローンで組むことが難しくなってしまう。
▼この時代に留意しておくべき点
この時代に家を建てたり購入する場合、定年後も働き続ける必要に迫られる場合もあるかと思います。
定年後に働き続ける場合、年収が定年前よりダウンすることを想定した上での返済計画が必要になります。
まとめ
家を建てる・リノベーションする・家を購入するメリットとデメリットを
ライフステージごとに分けて記載を行いました。
今後を家を建てる・リノベーションする・家を購入する参考になれば幸いです。
当サイトスマインでは建築デザイナーが実際に手掛けたポートフォリオ(実績)が掲載されております。
そこから理想の建築デザイナーを見つけることは予算を抑えた家造りにもつながるため、スマインをご活用いただけましたら幸いです。