ゆるやかに暮らす家 外観

敷地は名古屋市の中心部に位置し、周辺に図書館や公園があり暮らしやすい街の幹線道路沿いの一角。幹線道路と敷地の間には街路樹や幅の広い歩道があるため、車の騒音が緩和され落ち着きがあります。そこに、お子さんの独立後、老後をゆるやかに暮らすための小さくて暮らしやすい家を計画しました。商業地域で周囲をマンションなど高い建物に囲まれているため、窓の配置と空間構成を工夫し、密集地でも光や風を取り入れて気持ち良く過ごせる家を設計しました。シンプルだけど木の温もりのある空間に、暮し手がこだわって選んだインテリアや生活道具が映えます。気持ち良く家事ができるように、ダイニングキッチンには植栽を臨む大きな窓で抜け感をつくりました。都会に建つ家でも緑を感じながら心地よく暮らすことができます。老後のゆるやかな日々の暮らしと、お子さんが帰省された時のにぎやかなひと時の両方を温かく包み込み、建主さんの暮らしに寄り添い暮らすほどに愛着の湧く魅力的な家です。

制作年:2017
費用:1,000万円以上3,000万円未満

ゆるやかに暮らす家 外観

ゆるやかに暮らす家 キッチン

使い勝手の良いコンパクトなL型キッチンは、動きやすくて調理がスムーズです。

ゆるやかに暮らす家 キッチン

ゆるやかに暮らす家 ダイニング キッチン

キッチンの奥がパントリー、そのまた奥が納戸と家事動線がスムーズです。

ゆるやかに暮らす家 ダイニング キッチン

ゆるやかに暮らす家 ダイニング

日当りの悪さを克服するために、キッチンの天井を高くしてハイサイドライトを設け、光を取り入れています。

ゆるやかに暮らす家 ダイニング

ゆるやかに暮らす家 リビング 本棚

ソファーを置かないライフスタイルの畳リビング。冬はこたつを置いて温まります。

ゆるやかに暮らす家 リビング 本棚