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【吹抜のダイニング・キッチンから家全体がのびやかにつながる家】
名古屋の中心市街地からほど近い住宅地。間口6.2m、奥行き21.8mという細長い敷地のため、家全体にどのように光を行き渡らせるかという課題がありました。また、住まい手さんからは「吹抜を介して家全体の一体感が感じられる家にしたい」というご要望もありました。そこで南側のデッキテラスに面した大きな開口部から明るく光の降りそそぐ吹抜のダイニング・キッチンを設け、そこから1・2階とも家全体がのびやかにつながり、光も行き渡るプランとしました。
道路側の1階北側には生徒さんへのレッスンにも使うピアノ室を設けています。北西側にまわりこんで玄関ドアから入ると、そこは東の窓からの静謐な光に満たされた玄関ホール。この空間が暮らしに彩りをもたらすと共に、パブリックエリアのピアノ室とプライベートエリアのLDKとをきちんと分節する機能も担っています。
2階は、南側の吹抜を見下ろす位置に居心地のよい子供スペースがあり、中央にはトップライトからの光が美しい洗面コーナーがあり、北側にはコーナー窓からの見晴らしが心地よいタタミルーム(寝室)があります。住まい手さんの美意識とこだわりが随所に反映されたお家です。
所在地・・・愛知県名古屋市
竣工・・・・2020年5月
構造規模・・木造 地上2階
敷地面積・・135.69㎡(41.04坪)
延床面積・・ 96.99㎡(29.33坪)
施工・・・・誠和建設
植栽・・・・EDA(堀口真吾)
写真・・・・新井崇文